独自の価値観×柔軟な組織

アメーバのように組織や経営資源を組み換え、あらゆる経営環境に適応する組織。これにより、つねに「最適な選択」のために自己改革をし続け、「守りながら攻める」新しい経営スタイル獲得しました。

さらに、情緒的価値を商品とするアイドルビジネスに適合した、「空思想」や「無形資産」の概念を独自の視点で応用し、より効果的な事業展開を実現します。

これらのノウハウや方法論は、一見すると他の事業者にも応用可能なものに思えますが、要諦となる部分がまだ言語化されていません。多くは経営者の中に概念として存在し、実行はできるがうまく説明ができないという事も。模倣困難なうえに、安易に真似ようとすると一種のトラップが発動したり、他の要素との相互影響で思わぬ結果がもたらされるため、経営者自身もこれらの全容を解明しながら事を進めます。


環境や季節の変化に適応するため、生態やカタチを大きく変化させる原生生物「変形菌」。動物でも植物でもない生物ですが、変化の過程で他の生物を捕食したり、種子のように休眠したり、胞子で増えるなど、自在なふるまいをします。新型コロナウィルスが猛威をふるっていたさなか、当社は変形菌の生態を参考として、独自の組織づくり、人材運用の手法「生態模倣経営」を体系化しました。

いくつもの事業をもつ企業と当社の違いは、まさに、組織づくりや人材運用にあります。まず、それぞれの事業を専任の担当者が行うのではなく、すべてのスタッフに部門の異なる役職を兼務させます。これにより、幅広い視野の人材を育成するだけでなく、事業を有機的に連携させることで、コロナ禍のような経営環境の大きな変化が訪れた際に、アイドルというビジネスドメインの中で、迅速に事業や収益構造の転換を行い、雇用や設備機材を維持したままで収益をリカバリーできます。一人ひとりが兼務する事業内容を戦略的に割り振ることで、危機管理上のレジリエンスを獲得するだけでなく、組織運用や事業展開の自由度を飛躍的に高めることができ、「他社の弱みに、自社の強みを突き立てる」事が本質である企業競争においても、熾烈な企業競争をより積極的に仕掛けて戦局を主導できます。


・経営環境の変化、迅速かつ予防的に適応。
・店舗休業状況下での売上リカバリー。
・不測の事態に備え、事業総合保険に加入。
・いつでも法制度や情勢変化に応じ、主力事業を変更できる体制。
・雇用や設備を維持したまま、主力事業の規模を縮小。
・各種経営資源の流動性確保、分散化を常時実施。


・短期のトレンド変化による、成長機会も逃さず収益化。
・事業を利益率の高い内容に変更し、収益を維持。
・組織の柔軟性を活かし、競争環境の劇的変化を誘引、主導。
・競争の少ない新分野を常時開拓。
・競合が弱い分野に自社の経営資源を集中。
・競合の強みを模倣しつつ、改良を加えて自社の強みに。


すべての物事は相互影響によって成り立つという空思想。この性質を利用すると、例えば、あるお客様の価値観でのアイドルの価値が「容姿×歌唱力×性格×フィーリング」の掛け合わせで決まるとします。ここに、特別なイベント企画によって「距離感×希少性×独占時間×記念日×アイドルからの感謝」などの要素が追加で掛け合わされることで、アイドルの情緒的価値は幾何級数的に増大。それに加え当社では、優れたビジュアルを活用したプロモーションで「容姿」の要素を高めるのと同様に、一つ一つの要素を大きくることで、アイドルビジネスを効果的に推進します。さらに、これらの価値創造プロセスやお客様の意思決定に、脳科学や心理学、行動経済学などを応用した科学的なアプローチによって、より確実で効果的にアイドルの情緒的価値のピークを生成でき、大きくマネタイズすることができます。

このように今あるモノや起きている事物を因数分解し、何と何の相互影響によってそれが成り立つのかを看破し、私たちはビジネス全般の様々な要素に適用します。活用方法をいくつか開発し、財務戦略や資産管理、組織運用、プロモーションなど様々な用途に役立てます。とくに企業競争においては特筆すべき効果があります。企業とは人が動かすもの。経営者自身やその言動によるの影響力を行使し、その企業の根幹にまで自在に干渉することができるのです。

このように当社にとって「空思想」は、カタチの無い燃料で駆動し、無限の価値を生み続けるエンジンなのです。


当社にとってアイドルは作られたイメージを背負った「人的資源」で、その労働力は事務員に劣るかもしれません。しかし、背負ったイメージの部分にこそ本質があり、アイドルをアイドルたらしめます。

前述の「空思想の援用」によって高められたアイドルの情緒的価値には、消費行動や意思決定にも大きく作用し、アイドルビジネスという実体経済を動かします。その影響力があるからこそ、各種のサービスなどの「財」を生み出せ、それを購入してもらうことができます。その財も、生産と消費が同時に行われるため在庫の概念がなく、需要が生じたときに生み出すことができます。

こうしたアイドルの無形の影響力は、収益をもたらすものであり、資産と考えられます。無形資産にも特許や商標、ソフトウエアなど様々な種類がありますが、「アイドルの影響力」を無形資産とみなす場合、将来的に収益を生む性質があってもその価値を正確に評価できず、資産として帳簿に載りません。こうした、帳簿に直接記載できないタイプの無形資産は、実現した売上でしか評価できないという点に、税務上の大きな可能性を感じています。

一般的な無形資産の長所と短所、①拡張しやすい、➁組み合わせやすい、③コピーされやすい、④転売しずらい、でがあると言われています。

しかし、無形資産としてのアイドルの影響力には、他のタイプの無形資産にはない特徴が多々あり、これこそが、アイドルビジネスの醍醐味と言えます。例えば、⑤価値の提供方法を変えられる、という性質を利用して遠方のお客様やネット上のお客様にも、アイドルの情緒的価値を享受できるサービスを開発したり、⑥モノに価値を憑依させられる、という一面は、グッズなどの物販・通販ビジネスの可能性を広げます。

また、③に挙げた「コピーされやすい」とういう短所は、アイドル関係では起きにくく、逆にイベントの企画内容によっては、価値を低下させずに多くの人にサービスが届くよう、自らサービスを複製したり、逆に希少性を演出して価値を高めることができ、「コピーできる」という長所にもなりえます。

アイドルライブや撮影会などイベント事業を中核として、それに附帯する多彩な周辺事業を当社は積極的に推進して成長につなげます。

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